普通の顔できなくしてよ
ご飯食べてるとき食べ飽きてベッドに戻っちゃう
気づいたら食い散らかして
気づいたら飽きて
気まぐれに愛して突き放す、
それが私の悪いところで、いいところ
あなただけのものになんて、ならない、絶対。
目の前の私だけ見ていてくれるなら
その瞬間だけはわたしはあなただけのもの。
恋がしたい恋がしたい恋がしたい 最悪
でも本物の恋は
恋がしたいなんて思わないんだなって思った
なんとなくで出会って なんとなく盛り上がって
その日常が愛おしくて尊い これが幸せ
傷つかせてね。でも多分傷つけるのは私なの。
君の恋心とかうざいよ心底
ひらいて夜のどん底
堕ちれば堕ちるほど煌めいてる
ねぇ、変わらないでね
ねぇ、私のこと最後に嫌いになって
悪口たくさん言ってね。
好きと好きがぶつかる間だけ、さ。
一緒にいられたらいいね。いいよね。
愛されることに慣れてないから。
だから苦しくなるんだね、
どうか私を追いかけないで
こんなこと思ってることずっと知らないでいてね。
「恋がしたい さいあく」
恋がしたいと思う感情こそ 「さいあく」
恋は1人じゃできないから。
でも私は私しかいなくて、私でしかなくて。
なのに
他者を受け入れないと完成しない
私という存在の可能性があることが、さいあく。
あなたと出会うことで生まれる私の新しい感情こそ、さいあく。
「人狼っぽい青春 バックれたい人生
フォロワーもまぁいて 嘘もバレねぇし
ソーシャルなビューティで 人間乗りこなす
化粧するな から、化粧くらいしろ、へ」
私たちは器でしかない
青春にだって役割があって、
それを当てっこし続けるのがダルい
最初っから私がこういう人ですって
あなたもきみもみんなも、わかればいいのにね。
占い師です。狼です。
全部私のものさしでしかわからない。
でも私だってただの入れ物で
作った私で人間やってる
内面なんてバレないよ、
でも大人だって外ヅラ作ってんのに
ダメって言われたり作れって言われたり。
都合良いときだけだねほんと。
「悲しいなんて、私は言っちゃダメかな
死にたいなんて私くらいのことで
共感されなきゃ 感情じゃないかな
我慢しちゃダメかな 助けてなんてさ」
悲しいも死にたいも助けても言いたいんだよほんとうは。
人間の着ぐるみ着てるだけなの
本当のことが言いたいんだ、
だけど コテコテに武装して固められた私は。
「やっぱ言いたくない 不自然なポーカーフェイス
どうでもいい全部 飯食って寝たい 」
「たまにえっちい夢見て」
もう本当これに尽きるよね。
いっぱい考えるけど どうにもできないし
どうでもいいよ、諦める。
しんどいし飯食って寝たい。
でもたまにたまに、幸せを夢見る。
諦められない幻想をほんのひとつまみ。
「ひらいて 私の背中
見えないまま連れてきた
ひらいて この身を裂いて
脱皮する前の少女を
引き摺り出してよ
ひらいて キスならもっと
わけわかんないとこにして
ひらいて このときめきを
明日日常の中 噛み締めたい
普通の顔で」
ひらいて欲しいけど普通の顔してたい
何も変わりたくない ひらかれたくらいで
でもひらいて 私の本当を引き摺り出してほしい
ひらくんだったら わけわかんないくらい
本質に触れて 理解できちゃうような
簡単な言葉にできちゃうような とこじゃなくて。
「青春は人に迷惑かけるし
恋愛くらいで人生変えたくない
だけどちょっと悪いあの子が羨ましい
波瀾万丈で 愛嬌で全部
許されてみたい 愛されてみたい。
でもやっぱいいや 私は私で
私は私が」
みんなにいい子って悪い子だと思う。
本当のわたし、なんて本当は悪いでしょ
だから器の奥にしまっている。
でも出てきてしまう本来の私。
生きるのが下手だから。
いいところしかない子ってそう見せているだけ。
上手なんだよね。
でもそれが羨ましいね、わたしにはできないから。
ちょっとだけ許されてみたいし、愛されてみたい
だけど恋愛くらいで人生変えたくないよ。
だってわたしはわたしだけで、わたしだから。
人生変えるなら私が私の人生を変えたって胸を張って言いたい。これは私の器なのだから。
「ひらいて 傷つかせてよ
君の恋心とか うざいよ心底
ひらいて 夜はどん底
堕ちれば堕ちるほどほら 煌めいてる」
他者の感情なんて、うざすぎる
それに左右される自分も。
そもそも私に対する感情は、私の感情だけでいいのに。
でも傷つきたいの。傷つきたくないけど。
他者に傷つけられたいの。この衝動が
恋なんだろうね。
「ひらいて つまんないの
ひらいてよ」
つまんないよね、普通なの
私をひらいてみてよ、ひらいてくれなくてもつまんないし。ひらいてみてそれ？もっとつまんないよ。
「ひらいて もっとひらいて
最初の少し自分でしたその先
ひらいて このトキメキを
明日日常の中 噛み締めたい
普通の顔をできなくしてよ
つまんないの」
少しだけ私が私でひらくから
あとは君がひらいてね
そして普通じゃなくなって
私ももう普通の顔できなくなるし
君も普通の顔しないで、
できなかったらつまんない
恋がしたい 恋がしたい 恋がしたい
さいあく
恋がしたいという最悪な感情
