あいつら全員同窓会-適応障害闘病記①-

思い通りに起きれなくなった



今までも通勤で泣いてしまうことはあった。
それがどんどん増えてきた。
休憩中は毎日、60分がすぎてしまうのがつらくて帰りたいと親にLINEしながら泣いていた。
朝も夜も涙が止まらず、家に帰っても泣いていた。

ベッドに入って、スマホを消して、目を閉じても
朝まで眠れないようになった。


家でタバコを吸うのは絶対に嫌だったけれど
休みの日の深夜3時、
朝が来るのが嫌だと泣きながら
ベランダにて酒とヤニを過剰摂取し、柵に足をかけて飛ぼうとした。

もう無理だった。


来る日も来る日も仕事のことを考えている。
休みの日、早番の日、容赦なく鳴る電話
打刻後も終わらない仕事。
遅から早のシフトでも遅刻できない恐怖。
先輩として、その部署のリーダーとして
ミスしてはいけない。
仕事のスタンスや、常識が違う後輩、
先輩のミスの尻拭い、店長からの指導。
マネジメントなんぞしたことがないのに
突然の昇進に毎日毎日疲弊していた。


もう無理だった。


自分が元来病んでいるのは、
自分の中でわかっていたけど、
心も体も悲鳴をあげ、泣き続ける毎日。

いっそ辞めてやろうかと思えば
逆に将来の不安に苛まれ、胃が痛くなる。

もう何もかも限界だ、
いや、でももう少し頑張れる。
体がもたない。
でも諦めたくない。

脳みそが毎日フル回転していた。


初めて精神科に行った。
というか、もう無理の無理が限界なぞ突破していた。

いとも簡単、と言って仕舞えば語弊があるが
心理士さんと話し、診察室で
お医者さんに開口一番に、
適応障害です。と言われた。 


まぁそうだよな、鬱じゃなくてよかった。
あぁ、病気なのか。メンタルの。
仕事休めないよな。やめるしかないのか。
薬怖いなぁ、業務的に飲めないし
治せないのかなぁ

いろんな感情が生まれた、不安にもなった。
Apple Watchはずっと心拍の警告音鳴らしてくるしもう考えるのやめとこう。

でも1番は安心した。
私がおかしいのではなく、心の病気なのだと。
知れてよかった。無理が無理と認められて安心したのだ。






というわけでゆるりと私が適応と付き合うお話を書いていくかもしれないし、そうじゃないかもしれない。