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こんにちは、ちゆみです。
ご存知の方もいらっしゃるかもしれないですが、
私は昨年アパレル会社に新卒で入社し、
アパレル販売員として2年目を迎えました。

学生時代は
某大手お値段以上の売り場担当として
2年間バイトしていたので、
販売員という括りでは4年になります。



接客を主とする販売業って、
考えてみるとそう多くないかもしれない。



コンビニの店員さんに、
「どの煙草が私に似合いますか?」
とか、



スーパーの店員さんに
「今日の晩ご飯、
豚すきと牛すきで迷ってるんだけど‥」
とか、


聞いてる人ってあんまりいないですよね。




もちろんドラッグストアの
登録販売員さんに

「熱があって怠くて、
速く効いて眠くならないのはどれですか?」
とか、

聞くことはあるけれど、


これらの販売員さんは、
明確な根拠があって勧めてくれている訳で。


基本的には

  1. レジ業務(これも接客?)、
  2. 品出し、
  3. 発注、
  4. 店内管理 シフト管理 本社やビルとの連絡

等々 運営業がメイン。


(上に挙げた例は日用品の部類だと思うし
日々生活できているのはこれらの業種で働いてくださっている方がいるから‥。
とても感謝しています。)


まぁ、
私のような種類の販売員の接客も、

もちろん知識としての根拠を持って
お話ししてはいるけど、


購入の決め手になることは
殆どがお客様の気持ちや考え方に拠る、

不確定要素が鍵。


そういった不確定要素を
察知してお客様にとっての確定要素にする。

そして満足していただいた上、
買っていただく のが

販売をメインにしている販売員の
提案接客だと思っています。



前置きが長くなってしまったけれど、
そういった仕事をする上で

現状オープンしている
ファッションビルの
テナントで働く従業員が
どう感じているのか、

#おうち時間
「不要不急の外出の自粛」の対にいる

私の話を聞いて欲しいと思います。



ここから先は完全に私の主観です。あくまでも私個人の意見で会社や他のアパレル店員さんもそう思っている!と主張したいわけではありません。また、身バレ防止のため伏せていたり変えている部分もあります。あしからず。




あなたにとって今、服を買うことは

必要急務ですか?




不要不急の外出の自粛要請
と、
連日ニュースで報道されようが
自治体が緊急事態宣言を出そうが
ビルにお客様は以外と結構います。


客足は約6割減。
でも元の4割はいるのです。

私のビルは駅近なので
お仕事に行くための道として利用している方もたくさんいらっしゃると思うけれど、

マスクせずに友達とお買い物している人や、
カップル、子供連れ‥

普通にいます。


正直、報道されている言葉の意味を
知らないのかなぁ‥と不安になります。




建前では、
みんなに商品をお買い上げいただきたい。

本音は、「提案接客」も「営業」もしたくない。


ではなぜそれらをしたくない、
今の状況下ですべきでないと考えるのかを
書こうと思います。

ソーシャルディスタンスが守れない

理由その1としては
小池都知事などが呼びかけている
ソーシャルディスタンスがとれないから。

ソーシャルディスタンスとは、

他の人との間に安全な距離をとる(keep a safe distance from others)ことです。
具体的な距離は、アメリカのCDC(疾病管理予防センター)によると「6フィート(約1.8m)」だと言われています。ニュージーランドの保健省もこれにならって、2メートルとしていますが、WHOは最低1メートルの距離をとるように推奨しています。

新型コロナ対策 “social distancing(ソーシャル・ディスタンシング)” の意味とは? | 日刊英語ライフ

これがアパレルの提案接客では不可能に近いです。

テナントの大きさの平均が
仮に15坪〜20坪(50㎡〜60㎡)としましょう。
そう聞くと広く感じるかもしれませんが、
レジやフィッティング、店内ストックの他、間に棚やラックももちろんあります。

ベビーカーや車椅子が通れて、
商品を手に取れる通路幅は
最低でも1.2-1.5は必要です。


ですが商品の置いてある通路内で
お声がけするのには
その時点でソーシャルディスタンスが取れません。

こちらは、「フリー素材 アパレル 接客」
とグーグル検索し、出てきた画像欄のスクショです。

基本的にお洋服の提案接客は、
お洋服とお客様に近づき、メリットをお伝えする。
着脱のお手伝いをする。
試着室へ案内する。ということです。


また提案接客では、
良くも悪くもいろんな意味で
お客様の顔色を伺わなければなりません。

個体距離
相手の表情が読み取れる空間。
45 - 75 cm
相手を捕まえられる距離。
75 - 120 cm
両方が手を伸ばせば指先が触れあうことができる距離。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%25E3%2583%2591%25E3%2583%25BC%25E3%2582%25BD%25E3%2583%258A%25E3%2583%25AB%25E3%2582%25B9%25E3%2583%259A%25E3%2583%25BC%25E3%2582%25B9

これはパーソナルスペースでの分類ですが、
逆を言えば、この距離の範囲内でないと提案接客は不可能なのです。

それは同時に、先に述べた、ソーシャルディスタンスの不可能も表します。


お洋服は安全?

理由その2は、
そもそもお洋服が安全なのかわからないということです。

昨今の報道では、
今回のコロナウイルスについて
様々な見解がなされています。

しかし、公衆衛生のプロではない私でもわかることがあります。
それは、未知のウイルスだということです。

服など消毒しにくいものの表面で、新型ウイルスがいつまで生存するかはわかっていない。

https://www.bbc.com/japanese/51939641%20


ぜひ時間のある方は上のリンクから記事を読んでいただきたいです。


ダンボール(アパレル業界で言うパッキン)
には24時間残存すると言われています。

商材が届くのは大抵パッキンで届きます。


店舗間移動など、1日で届くものの場合
最悪、市内系列店同士を潰してしまうことも
あり得ると考えられます。

(運んでくださる運送業の方にも迷惑をかけてしまいます)


また、商材である服も
一部のワイドショーでは
服についたウイルスは数時間残る
と報道されています。


アパレルショップの場合、
人気商品は
1日に何度も試着されることも多いです。

結果ご購入につながれば、
販売員の気持ちとしては嬉しいですが、
そうではない=お戻しになることが大半です。



その場合一回ごとにお戻しのお洋服を
洗ったり、除菌したり、
新しいものに変えたい気持ちはあります。

ですが不可能に近いです。



お客様の中に無症状感染者がいるかどうか、
こちら側では確認することができません。

来てくださったお客様を
選ぶこともできません。


フェイスカバーのご使用も、それこそ
要請することはできますが、
強制することはできませんし、
もし万が一、手にウイルスがついていたら?


また、
エアロゾル感染の可能性が疑われている今、

小さな個室であり、
窓や換気栓があるわけでもない
フィッティングルームに

上記のリンクにあるように
三時間菌が残るとしたら。


1人の人が使ったあと
三時間誰も使わないと言う保証はありません。


営業している限り、
お客様が試着したいと
申し出たのであれば
ご案内するしかないのです。



言い出したらキリがありませんが

お薬や食品、日用消耗品ように、

洋服は、販売時未開封ではありません。

お店で購入している服も、
もしかしたら
ECで購入した服も、

店頭に一度でも出ていたら
安全ではないのです。

服がウイルスの媒介物になるかどうか、
不確定な今、不要不急な購入は
お客様にとっても、販売員にとっても
危険であると言えます。



「全てを新品でお渡しすればよいのでは?」

「フィッティングルームを毎度除菌したら?」

そう考える方もいらっしゃるかもしれませんが


全て新品をお渡しする

→少なくとも店頭分ロスの
発生が起こってしまう。

ご試着ごとに新品にしていたら
それ以上に不利益になってしまいます。


試着室を毎度除菌する

→これは不可能ではありませんが、
除菌グッズが品薄な今、
ご試着ごとに除菌していては
除菌グッズがいくらあっても
足りなくなってしまいます。



試着を辞める

→これも不可能ではありませんが、
返品やクレームが増えてしまう
可能性があります。

ご説明や交換対応の際に接客が長引くと
感染リスクも高まります。



コロナの状況下では、
商材や店舗内に残存するウイルスも、
お客様との三密で引き起こされる感染リスクも 

どちらも危険なのです。


私は強く願います。

アパレル販売業界に対して。

  1. ECの強化
  2. 長時間労働の禁止
  3. 緊急時における提案接客の禁止
  4. 緊急時における作業の簡略化
  5. 慣習などの無駄、人員削減


思いの他多くなってしまいましたが‥


私の会社ではノーワークノーペイの為


正社員でも欠勤、遅刻をすると
罰として給料から
その分徴収されます。
(給与明細にその欄があります)



その為か
客数がどんなに少なくても
店頭に4〜5人いる
という状態になっています。



他社の競合店でも
店頭のお客様の倍以上の人員を
目にすることがあります。



私の場合
人員の多い日は
既に3ヶ月分有給残から
休みを、言い方がよろしくないですが
とらせられました。



しかし先日、

首相 出勤者を最低7割減 “接客伴う飲食店利用自粛”全国に
首相 出勤者を最低7割減 “接客伴う飲食店利用自粛”全国に | NHKニュース

と国民に要請がありました。


アパレルショップの大半は
飲食店ではないですが


外出し、他人と接触することが
ウイルスの拡散や感染につながる以上、
長時間

不特定多数のお客様と、
また、小さな店舗内で
スタッフと近距離で接触する


アパレル販売員も
7割減を目指すようにするべきだと考えます。


先ほど述べた提案接客の強要(笑)を
やめて、某家具屋の方針のように
セルフ接客、
聞きたいことがあれば自分で店員を呼ぶ
レジ対応のみ にした方が

お客様も、不特定多数の接客をしている
アパレル店員と接触することを
最小限にできますし、
何より多くの人員を必要としません。


今は未曾有の緊急事態です。

会社のルールにないなら

作ったり、変えたりするべきです。

慣習がとか、言ってる場合じゃないです。

ギリギリの12時間休憩1.5労働とか、
させてる場合じゃないです。


儲けがないと会社は潰れてしまいます


お客様がみんな死んでしまったら
従業員がみんな死んでしまったら

会社は儲けを生み出せません。


従業員、お客様両方の命を守る為に
今、変わるべきです


その分少なくともECを強化や
テレワークはできずとも
個人で販促できる環境を整えたり


マスクや防護服製造のための
材料を提供したり

今できることは
たくさんあるはずです。


そうした行動が、
コロナ終息後の
お客様の信頼や購買要素につながると
思います。

館、ビルに対して。

可能な限り不要不急テナントの
フロアだけでも
営業時間短縮してください。

109などのように
休館にしてください。




営業している時間分、従業員、警備員
危険にさらされています。

既にコロナに感染している従業員が
でたビルも沢山報道されています。

人の命がかかっています。

まだコロナには対処療法しかありません。
かかっても大丈夫な病気でもなければ
他の人にうつす可能性も大いにあります。

たとえ生き延びても
人工呼吸器をつけた場合
体に痕がのこることも
呼吸困難が続くと脳に障害が
おこることもあります。



可能性 は無限大です。

最悪を考えたらキリがない。という判断も
あるとは思いますが

お客様や従業員が亡くなってしまっては
本末転倒だとは思いませんか?


お客様、従業員 1人に対して
その職場の仲間、両親、兄弟、友人、その他人数を考えてください。

営業によりコロナ媒介のきっかけとなれば
お客様の数もかなり減ってしまいます。

また客数が減っている今、
営業を続けることで
維持費の方が上回ってしまうことも大いに考えられます。


目先よりその先を考えた方が
賢明だと私は思います。

お客様へ。

ご来店、ありがとうございます。
ですが、今はどうか


今あるお洋服で生活して
ご自身の健康と安全をお守りください。

今あるお洋服で楽しむ方法を
わたしたちもおうちから提案できるように
頑張ります。



そして、不要不急を支える
公務員さん
病院関係者、介護、保健、保育関係者
スーパーやコンビニ、ドラッグストア、
交通機関で働いてくださっている方々の
危険を少しでも減らして


早く終息につながるよう

そしてまた安心して、楽しく
お洋服を選びに来ていただけるように
私たちも頑張るので

みんなで頑張りましょう。


またのご来店を心よりお待ちしております。




最後に、これが本題です

日本の国を運営されている方々へ。

あえてこう書きます



不要不急の外出や三密を促す職業に
補償をしてください。

なぜ、外国やWHOに払うお金があるのに
国民に払うお金がないのですか?

マスク2枚で4人家族。
100円でもいい、
全国民が命を守る
行動ができるようにしてください。


納税だってちゃんとしてます。
困ったときに殺される為に
私たちは働いたお金を献上してきたのですか?


アパレル企業の縮小や倒産の話も出ていますが、日本のアパレルが外資系やユニクロ、GUなどファーストリテイリングさん一強になって仕舞えば寡占状態になりかねないのではないでしょうか。
企業への補償だけでも構いません。
少しだけでいいから国民の立場になっては
いただけないでしょうか。

国民が亡くなってしまっては経済も何もありません。

私たちも、要請の通り不要不急の仕事を避け#おうち時間 を過ごしたいです

何より


コロナで死にたくないし、周りの人を殺したくないです


わかりにくい稚拙な文章を
よく読んでくださりました。


コロナウイルスの被害に遭われた全ての方の
ご冥福、ご回復を心よりお祈りします。



どうか、
どうか、たくさんの人に伝わりますように。